アトピー子育て体験記
アトピー子育てに苦しむお母さんへ

私の経験からお伝えできる重症アトピーの治し方​

苦しみを一人で抱え込まないで

私が実践してきたこと

私(サイト運営者宇野めぐみ)は、重症アトピー児の次男を苦しみ抜いて育てました。
現代医療に振り回され、医療不信に陥り、代替療法、民間療法にすがる思いで取り組んできましたが、何をやっても我が子の症状は改善されず、心身ともにすり減り、さらに厳格な除去食の影響もあって、親子揃って深刻な栄養不足に陥って、夜も眠れない日々を過ごしていました。

次男のアトピー症状
次男のアトピー症状
次男の足のアトピー症状
次男の足のアトピー症状②

もし、ストレスで辛い思いをしているお母さん、
夜も眠れなくて一人で悩みを抱えているお母さんがいらっしゃったら、

アトピーで眠れない方へのページ」と「アトピーとストレスについてのページ」も作りましたのでリンクよりご覧ください。

私は幸運にも「栄養療法」と呼ばれるものに出会うことで、 時間はかかりましたがその苦悩の日々から 親子揃って抜け出すことが出来ました。 

この記事では、私の経験からお伝えできる重症アトピー児の治し方をご紹介いたします。私の経験が、同じアトピー児の子育ての苦しみを持つお母さんのお役に立てれば嬉しく思います。
 

私の経験談

まずはお子さんだけでなく
お母さんも健康でいる心構え

私は、当然のように子どもと一緒に除去食を食べていました。
子どもにとって良かれと思いしていることなので、私も子どもと同じ生活を送ることに何の疑問も感じませんでした。

主な食べ物は、野菜とご飯です。

自覚症状として、疲労感、肩こり、便秘、花粉症がありましたが、
毎日徹底的に掃除したり、夜中痒くて眠れない子どもに付き添って自分もろくに睡眠も取らず、そんな毎日がずっと続いている状態なので、いつの間にか疲れた状態が自分の普通の状態になっていたと思います。
そうなると、もう考えることすら出来ない状態で、ただ必死に毎日を生き抜いていたのだと思います。
今から思えば、そんな状態では、本当に子どもにとって良いことは何か?どうすれば少しでも改善に向かうのかといった判断もつかず、ただただ負のスパイラルの中でもがいていました。

そんな状態の中、幸運にも知人の紹介で私は栄養療法というものに出会いました。様々なことを試しては挫折を繰り返していた私ですが、藁にもすがる思いで、栄養療法を試してみました。結果からお伝えしますと、栄養を取り入れることで、しばらくすると自分の身体が軽くなり、頭もクリアになり一つずつ物事を落ち着いて考えられるようになりました。

そうなると、アトピーで苦しんでいる息子に何をしてあげれば良いのかが明確に見えてきました。

今まで一所懸命、子どものアトピーが良くなるためなら自分のことは考えもせず何でも取り組んできましたが、
自分が元気で健康になることが、子どものことを落ち着いて頭で考え行動できるようになる大前提なのだと、それが一番子どものために必要なことなのだと痛感しました。

子どものためなら、自分のことは顧みないお母さんの気持ちは痛いほどわかります。ですが、子どものために、まずは、お母さんが元気に健康でいることが何より必要だと私は思います。

そのためにどうしたら良いか?私の経験談がご参考になればと思います。

身体のことを詳しく検査し、
現状をきちんと知る

息子や私が身体の状態を知るために受けている血液検査は、健康診断の6.5倍以上の項目があります。
貧血関連項目だけでも16項目あります。
体調不良で病院を受診して採血するときの貧血項目は3~5項目位だと思います。

息子の血液検査結果は、ひどい栄養失調状態でした。
体の中に皮膚をつくる材料が足らないということがわかりました。
いくら食事制限をしても治らないはずです。

栄養失調で体の中に皮膚をつくる材料がなければ、いくら病院で処方されるステロイドを塗っても治らなかったと思います。

先ずは、身体の状態を詳しく知っていただきたいです。
栄養失調の身体では治るものも治らないと思います。

生きるための栄養と修復するための栄養

詳しい血液検査結果から、息子の栄養状態はかなりひどいものでした。

大きく不足していたのが、長年除去していたタンパク質でした。
タンパク質不足がわかったからといって、今日から牛肉をお腹いっぱい食べさそうとはいかないため、豆、豆製品、魚、豚肉を摂り入れるようにしました。
また、できるだけ多くの種類の野菜や、油にも気を配りながら料理しました。

とはいっても、限られた食材の中で料理をしていたので、私の料理で何がどれだけ足らないのかを明らかにしてもらいたくて、毎食食材を計りメニューを記録し、管理栄養士に栄養価計算をしてもらいました。
結果はバランスのとれた食事ができているということで問題はありませんでした。

しかし、食事を見直しても血液データは栄養失調のままでした。
計算ででる栄養は一日に必要なカロリーや栄養です。
壊れた身体を直すために必要な計算ではありませんでした。

壊れた身体を直していくためには、生きていくために必要なカロリーや栄養にプラスで修復材料の栄養素が必要になることがわかりました。

それから食事だけでは補えない栄養素はサプリメントで摂取しはじめました。

血液データ①
栄養価計算上では、適正範囲でも血液データでは栄養失調状態な場合もあります

定期的に血液検査を受け、
身体の変化を実感する

息子は、食事の見直しと足らない栄養素(サプリメント)を摂取していくと同時に、定期的に血液検査を受けました。
息子の場合は、アトピー症状が改善に向かう前に目に力が出てきたり、自分からやりたいことを見つけたり、行動に変化が現れました。
そして徐々にデータも改善していきました。

血液データ②
当時の血液データ

症状もデータも右肩上がりに一直線に改善すればよいのですが、山あり谷ありを繰り返しながらの右肩上がりになると思います。
長い道のりになる方もいらっしゃるかもしれませんが、この経験が親子の絆、家族の絆を深め、健康を得る、人生にとって大きな体験となると信じています。
長い道のりだけど、家族で励ましあい、定期的に血液検査を受け、身体の変化を実感しながら改善に取り組んでいきましょう。

食事で補いきれない場合はサプリで補う

さきほども書かせていただきましたが、身体に症状が出ているとき、
マイナスの状態の時はお食事だけの栄養では足らないことが多いです。


マイナスをゼロに持っていくために栄養素(サプリメント)の摂取はとても重要だと思っています。

息子の場合は、食物アレルギー(アナフィラキシー)があったので、品質の良いものだと理解したうえで、サプリメントはごく少量から摂り始めました。

特にタンパク質(プロテイン)は、アレルギー反応が激しく出るので耳かき一杯から摂り始めました。
息子の体は、はじめて身体に入るものには多少反応しましたが、私が分子栄養学を学び、息子の身体に必要なものだと理解し与え続けたことで身体が必要なものだと認識し受け取れるようになり徐々にデータ改善、症状改善につながっていきました。

最後に

子育ては大変といわれる中で、アトピー児の子育ては神経がすり減り、気づけば自分の体もボロボロになっています。
私はドクターに相談したいのに、誰かに聞いてもらいたいのに、辛さを分かってもらいたいのに、相談できない、分かってもらえないの繰り返しでした。

悩んでいること、困っていること、お話を聞かせてください。
一緒に悩みながら元気になりましょう。

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