アトピー子育て体験記
アトピー子育てに苦しむお母さんへ

アトピーと皮膚感染症との関連性

アトピーだと皮膚感染症にかかりやすいの?

アトピーで痒いのに、皮膚感染症になって痒い、痛い、しんどいがプラスされると親子で泣きたくなりますね。
こんな辛い思いを繰り返さないように、少しでもお役に立てたらと思い、アトピーと皮膚感染症について書いてみました。

アトピー性皮膚炎に合併しやすい皮膚感染症は?

私の経験上、「とびひ」と「ヘルペス」かなと思います。

とびひについて

とびひの正式病名は「伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)」と言います。
特定の細菌が肌に移り、わずかな箇所にできた水泡があっという間に身体の広範囲に広がるので火の粉が飛び散る様にたとえて「飛び火(とびひ)」と呼ばれます。

https://www.dermatol.or.jp/qa/qa13/q18.html

とびひは、肌を掻いたときに黄色ブドウ球菌などが感染して引きおこるといわれています。
2~3日で水ぶくれ、かさぶたができどんどん増えていきます。

アトピー肌だけでなく、あせも、虫刺され、かぶれなどかゆみを生む症状から誘発されるケースも多いようです。

ヘルペスについて

ヘルペスは、水ぼうそう、帯状疱疹ウイルス、単純ヘルペスウイルスに感染した場合に発症する感染症のようです。
アトピーとヘルペスの見た目は専門医でなければ分からないほど症状が似ています。
ヘルペスの検査方法としては、血液検査か患部の液から抽出したものを検査することが多いです。
ただし、ヘルペスウイルスによる帯状疱疹などであれば、神経に沿って半身に水ぶくれと赤い斑点が表れるため、見分けることが可能です。

併発している場合は同時に治療する

アトピーと併発して皮膚感染症になった場合は、それぞれの治療を受けなければ改善しにくいです。
併発していることに気づいた時点で、受診しましょう。

親としてできることは何?

皮膚状態が悪化したときに、一番気を付けてほしいこと

先ずは皮膚状態の悪化に気付いたら、受診してください。
私の失敗談として、息子のアトピーの状態が悪化し、なかなか良くならないと思い受診すると、アトピーの悪化だけではなく、皮膚の感染症を発症していることがありました。
皮膚状態が悪化したときに私が自己判断で塗った薬が、よりひどい状態にさせ入院することになってしまいました。

今後注意することは

・皮膚状態が悪化したり、いつもと違う症状があるときには、早めに受診しましょう。
・皮膚が乾燥しているとバリアがなく、細菌やウイルスが入りやすくなるため、保湿を
 するようにしましょう。

免疫力を落とさないように

特に、睡眠、栄養は免疫力と関係しています。

日々子育てしながらの生活はご多忙だと思いますが、明日でも良いことは、明日にまわし親子で睡眠時間の確保をしましょう。

食べたもので身体が作られているので、朝昼夜と1日3回お食事を摂りましょう。毎食、食べられるタンパク質を必ずメニューに摂り入れましょう。

まとめ

皮膚感染症もしかり、感染症対策は全世界での大きな課題ですね。
感染を恐れて行動範囲が狭まるのは、成長過程の子どもには望ましくないことだと思っています。
感染しにくい身体、感染しても早く回復する身体、そして元気で笑顔で過ごせる身体をつくっていくためには、栄養状態がカギを握っています。

感染しにくい潤った皮膚を作るためには、タンパク質、鉄、ビタミンC、亜鉛が必要になります。

先ずは、今の身体の状態は何が不足しているのか詳しい血液検査で知っていただき、感染症に脅えず楽しい日々を過ごせる身体をつくっていきましょう。

詳しい血液検査については、下記HPの栄養サポートの流れを見てください。

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